高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴療法とは?

高濃度ビタミンC点滴療法は所謂、代替療法の一つであり、アメリカで始められ、現在も幾つかの施設で主に癌患者さんに対して行われています。ビタミンCは極めて速く体内で代謝、体外へ排泄されることでもあり、通常、体重1㎏当たり1gという高容量を点滴静脈投与し、その抗酸化作用にて患者さんの体力、体調回復を目指します。

高濃度ビタミンC点滴療法の研究開発の歴史

2005年アメリカ国立健康研究所(NIH)、国立ガン研究所(NCI)、国立食品医薬品局(FDA)の科学者達が共同で「薬理学的な濃度(超高濃度)のビタミンCはがん細胞を選択的に殺す」という論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。2007年には同じ科学者グループが2005年の論文が正しいことを動物実験で確認し、同医学誌に発表しています。
ビタミンCは人間の体の中では主に下記のような働きをすることが期待されます。

  • 慢性的な疲労の緩和
  • 動脈硬化予防
  • 認知症の予防
  • 老眼、白内障などの進行を抑制

ビタミンC投与を続けることにより免疫システムの増強、食欲の改善が見られることも多く、体調全体の改善が期待できます。

副作用は?

『のどが渇く』、『眠気』、『頭がボーっとする』などがありますが、いずれも点滴メニューの調整や点滴の速度をゆっくりにしたり、水分や糖分を補給することで改善します。

この治療を受けられない患者さんは?

この治療を受けることができない患者さんもおられます。それはG6PDという赤血球膜の酵素に遺伝的に異常がある方で、この遺伝子異常を持っておられる患者さん(G6PD欠損症)はこの治療を受けることができません。この患者さんにビタミンCを大量に点滴すると赤血球が壊れ(溶血と言います)、重度の貧血になることがあるためです。当院では高濃度ビタミンC点滴療法を受ける患者さんには全員必ずG6PDの検査を実施しております。
それ以外には重度の心不全の方、透析中の腎不全の方はこの治療を受けることはできません。また、大量の腹水・胸水、強いむくみのある方は、点滴で水分を血管内に入れることで、体内の水分が過剰になってしまい病状が悪化する恐れがあるため治療ができない場合があります。

  • G6PD欠損症の方
  • 心不全の疑いがある方
  • 腎不全、腎機能障害、透析治療中の方
  • 胸水、腹水の溜まっている方

上記に当てはまらない方であれば、どなたでも治療を受けて頂くことが可能です。

治療の進め方

週1、2回の治療をおすすめしています。治療は完全予約制となっております。1日に点滴できる患者さまの数が限られておりますので、場合によっては受けていただけないこともあります。予めご了承ください。

料金について

料金(税込)
初診料 11,000円
G6PD検査料 6,875円
再診料 3,300円
治療内容 所要時間 料金(税込)
ビタミンC点滴25g 60分 11,000円
ビタミンC点滴50g 100分 16,500円
ビタミンC点滴75g 120分 18,700円

詳しくはスタッフまでお問い合わせください。